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2020年印象的な言葉①:高木ブー氏が教えてくれたこと「志村は生きている」

2020年に印象に残った言葉を徒然なるままに書いてみたい。
・今年の4月頃、志村けん氏の追悼番組の中で、高木ブー氏が大きな気づきを得たように大きくうなづいた後、「決めたの。決めました。志村は死なないの。ずっと生きてる。」と語った。
・これは、ちょっとすごい言葉だなあ、と聞いた直後から自分の中でずっと響いている。大事な人との絆を感じれば感じるほど、いずれ必ず来てしまう喪失や別れを想像し、苦しくて苦しくて仕方がなかった時(これは継続中でもある)、一筋の光が差し込んだような感覚であった。
・この「ずっと生きている」というのは、死を認めない、または死の否認、とはちょっと次元が違う気がする。ある人の存在(もしくは実在?)を決めるのは、周りの誰でもなく自分なんだ、自分が決めていいんだということを教えてもらった気がする。そしてその絆や生きているということは誰にも揺るがすことができない固く永遠のものであることに安心した。
・これまで「愛する人は死なない」という本があり、そのタイトルに大いに勇気づけられていたのだが、その意味の理解の層が一段深くなった気がする。(おそらくまだ理解の途中であろうが。)
・いずれ、高木ブー氏があの番組中に、ごく自然に、予定していたものではなく、自問に真摯に自答する姿に感動と救いを感じたのである。
・志村けんが大好きだった一人としても、素晴らしい救いの言葉でした。

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