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ミニ書評①:「キングダム」2023年6月22日号

今日から不定期で面白かった本、論文、マンガ、(映画)などについてミニ書評を書きます!ミニなので1回の文はかなり短いです。今日は第1回目です。(映画は書評ではなくミニレビュー)

原泰久「キングダム」週間ヤングジャンプ 2023年6月22日号(2023年6月8日発売)

 今週発売のキングダムは個人的には神回でした。「人の本質」を韓非子に問われ、主人公の信は悩んだ末、「”命”の火と”思い”の火」を人は全員が持っていると答えます。そして続けます。「その火を最大限に燃やしてぶつかり合う 死ねば”命”の火は消えちまうが ”思い”の火は次の者が受け取れる」
 私のライフワークは被害者支援、特に被害者遺族支援なので、死別や喪失についてよく考えます。大切な人との死別は人間が生きていてこれ以上ない苦しみの1つだと常々思っています。そんななか、今回の主人公信の答えは実に腑に落ちる、そして人は死んでも思いという火を受け継ぐことができるんだという希望を与えてくれる言葉でした。映画「バケモノの子」のラストを思い出しました。心の中で生き続ける、それは時間や空間や世代やいろんなものを超える、これは少し切なくて、でもたしかなことだと思います。

(気張らずに、継続していく予定です)

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