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ミニ書評③:千原ジュニア「14歳」

千原ジュニア「14歳」2007年、講談社

 「第1話 僕は部屋の扉にカギをつけた」から始まる、芸人千原ジュニアの自伝的小説です。14歳の時に引きこもりになり、鬱屈とした気持ちで過ごし続ける日々が実直に描かれています。そして、その末の解放感が爆発するようなラスト。最高の読後感。
 「14歳」にあたる中学生にお勧めの1冊。いや、10代の人全員にお勧めの1冊です。人生はいろんなことが起こる。一度の失敗や挫折なんて生き方次第でネタにも成長の種にもなる。そんなことを教えてくれるこの自伝の迫力に触れてほしい。

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